我が国の人口は2008年をピークに減少しており、神戸市の人口も同じ傾向をたどっています。このような時代に、神戸市がまちづくりに追い求めるものは、未来にわたってこのまちを引き継いでいく「持続可能性」、まさに「SDGs」の価値観です。
神戸は海と山、豊かな自然に恵まれた大都市であり、神戸の自然は、人の生活との関わりの中で育まれてきました。人の手が入り続けることによって緑滴る山になった六甲山、茅葺民家が点在する里山、古来よりの景勝地、須磨や垂水の海岸などがその代表例です。
これからも神戸は、先人たちから受け継いできた自然環境や、まちの歴史を大切にしながら、持続可能なまちづくりを進めていきます。神戸の玄関口である三宮やウォーターフロントは、ショッピングやグルメ、アートなど非日常を楽しめるまちに。郊外は駅前の魅力を高めるとともに、恵まれた自然と共生できる循環型のまちに。都心と郊外にバランスよく人口を誘引しながら、ゆとりがある質の高い生活を送れるまちを目指します。
神戸は、今後も進化するテクノロジーを積極的に取り入れ、市民や企業、NPO、大学など多様なプレイヤーと関わりながら、ライフスタイルを未来に紡いでいきます。