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記者資料提供(2023年7月28日)
環境局環境保全課
神戸市では、人の健康の保護及び生活環境の保全のうえで維持されることが望ましい基準(環境基準)の適合状況を確認するため、大気質、水質、騒音の状況等の測定を行っています。
このたび、2022年度に行いました各種環境測定の結果及び公害苦情処理状況についてとりまとめました。
○市内の環境は、近年、総じて良好な環境を維持しており、2022年度においても、大部分の環境測定結果が環境基準に適合していました。
○公害苦情件数は289件あり、工事現場の作業音等の騒音(35%)が最も多く、次いで悪臭(28%)に係る苦情が多く寄せられました。
測定した全局(18局)で環境基準を達成しました。2001年度以降、概ね減少傾向で推移しています。
測定した全局(17局)で環境基準を達成しました。2013年度以降概ね減少傾向で推移しています。
測定した全局(12局)で環境基準を達成しませんでした。全国的にもほぼ環境基準を達成していない状況です。(2021年度測定地点1,180地点中、2地点達成)
また、光化学オキシダントが原因となる健康被害は、2002年度以降発生していません。
環境基準は定められていませんが、測定した全10地点で、一般の大気環境と同程度の石綿繊維数濃度(1本/L程度)を下回っていました。
河川の水質汚濁の代表的指標であるBOD※は概ね良好な水質(3mg/L以下)で推移しています。しかしながら、自然的要因により、調査地点のうち2地点でふっ素が、環境基準値を超過して検出されました。
水中の有機物が微生物の働きにより分解される際に消費される酸素量
瀬戸内海において、富栄養化の指標である燐や窒素については、すべての調査地点で環境基準値を下回っていました。(調査地点は、海域の利用目的の適応性に応じて類型され、それぞれに環境基準が設定されています。)
全燐の環境基準値(上限値)・水質目標値※(下限値)との比較
年平均値 (mg/L) |
類型 | 環境基準 (mg/L) |
水質目標値 (mg/L) |
0.023 | Ⅱ | 0.03以下 | 0.02以上 |
0.028 | Ⅲ | 0.05以下 | |
0.042 | Ⅳ | 0.09以下 |
全窒素の環境基準値(上限値)・水質目標値※(下限値)との比較
年平均値 (mg/L) |
類型 | 環境基準 (mg/L) |
水質目標値 (mg/L) |
0.20 | Ⅱ | 0.3以下 | 0.2以上 |
0.28 | Ⅲ | 0.6以下 | |
0.33 | Ⅳ | 1以下 |
※兵庫県が定めている瀬戸内海の海域における良好な水質を保全し、かつ、豊かな生態系を確保する上で望ましい栄養塩類の濃度(全窒素・全燐の下限値)
(兵庫県「環境の保全と創造に関する条例」に規定)
幹線道路31路線の沿道41地点で測定し、26地点で昼間及び夜間とも環境基準を達成しました。また、昼間のみ環境基準を達成したのは3地点、夜間のみ環境基準を達成したのは4地点、昼間及び夜間とも環境基準を達成しなかったのは8地点でした。
ア 過去の資料(神戸市の環境の状況)
https://www.city.kobe.lg.jp/a66958/kurashi/recycle/kankyohozen/kohyo.html
イ 環境情報(環境保全・環境アセスメント):
https://www.city.kobe.lg.jp/a66958/kurashi/recycle/kansikekka/index.html