最終更新日:2023年9月19日
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ブレスト・アウェアネスは、『乳房を意識する生活習慣』です。
女性が乳房の状態に日頃から関心をもつことにより、乳房の変化を感じたら速やかに医師に相談するという正しい受診行動を身につけましょう。
乳房チェックは、着替えや入浴、シャワーなどの際に乳房を見て、触って、感じるという乳房を自覚することです。
乳房を見て、触って、感じる
乳房チェックは、しこりを探す(自己触診)という行為や意識は必要ありません。気軽に生活の習慣に乳房を意識することを取り入れるだけです。
乳がん以外の良性病変(のう胞や線維腺腫など)もしこりとして触れますが、しこりを感じたらすぐに医師へ相談しましょう。
朝起きたら乳頭付近の下着が汚れていることがあります。特に黒い赤色や褐色の異常乳頭分泌はすぐに医師へ相談しましょう。
乳頭や乳輪のただれは、皮膚の病気以外に乳がんの初期症状である場合があります。乳頭や乳輪のただれを見つけたら、すぐに医師に相談しましょう。
乳房の皮膚にくぼみや引きつれを自覚したら、すぐに医師に相談しましょう。
乳房の痛みは、乳腺症などの良性病変が原因のこともありますが、乳がんの症状のこともあります。乳房痛を感じたら、すぐに医師に相談しましょう。
気をつけなければいけない乳房の変化を知りましょう
乳房の変化(しこり、⽪膚のへこみや⾎性の乳頭分泌など)が、すべて乳がんの症状ではありません。しかし、お気づきになった乳房の変化が乳がんの早期の症状の可能性があります。なるべく早く、乳がんの⾃覚症状に気づいて医師に相談すると適切な治療を早い段階で⾏えます。そのことで、乳がんの進⾏を止めることができますので、乳がんが治る可能性も高くなります。そして、小さい乳がんであれば、治療⽅法も軽くなり、体と費⽤の負担が少なくなります。
乳房の変化に気がついたらすぐに医師へ
症状がある乳がんでも、乳房の変化に気づいたらすぐに医師へ相談することで、治る可能性があります。迷わず、すぐに医師に相談することがとても大切です。
乳がん検診の⽬的は、乳がんで亡くなる⼥性を減らすことです。現在、乳がん死亡率減少効果が証明されている検査⽅法は、マンモグラフィのみです。⽇本⼈⼥性の乳がんの好発年齢が45〜49歳と60〜64歳ですので、⽇本では40歳以上の⼥性に対してマンモグラフィを使⽤した乳がん検診が推奨されています。
40歳になったら検診マンモグラフィを
©2019乳がん検診の適切な情報提供に関する研究をもとに作成