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最終更新日:2024年3月1日
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介護保険事業の中の一つであり、介護認定を受けられた方が自宅から通うサービスです。高齢者の方がデイサービス事業所において、日常生活上の世話や機能訓練を行い、自立した生活を送ることを目的としています。
全国的にデイサービスは増加し、神戸市内においても増えています。介護保険が創設された平成12年から比べれば、神戸市では事業所数は58カ所から461カ所に、利用定員も1,250人から1万人を超える約8倍になっています。1カ月の延べ利用者数も、2万2000人余りに上り、約4倍へと急増しています。このようにデイサービスが増え、サービスの提供方法が多様化したことによって、利用者が様々なサービスを選択できるようになりました。
そのような状況の中で、最近ではアミューズメント型デイサービスといわれるデイサービスもあります。アミューズメント型デイサービスとは、事業所内に本格的なパチンコ台や麻雀卓、カードゲーム台を置き、遊技場のような雰囲気の中でパチンコや麻雀、カードゲームを行うことを機能訓練としているデイサービスです。
あくまでも、デイサービスの提供方法のお話ですので、高齢者の方が、麻雀・パチンコ・カードゲームを行うことがダメということではありません。
楽しみながらデイサービスに通うことは良いことです。
しかし、機能訓練は高齢者の方が生活機能の維持又は向上ができるように行う必要があります。
神戸市では、日常生活上の世話や機能訓練を行うことにより、自立した生活を送ることを目的とするデイサービスの主旨からして、一日中、パチンコやカードゲーム、麻雀を主として行うサービスは介護保険事業の対象としてふさわしくないと考えています。
神戸市では、麻雀、パチンコ、カードゲーム等であっても、他のさまざまな機能訓練メニューを組み合わせ、日常生活の活動支援に適切に組み込まれているならば、問題ないと考えています。
年々増加している介護保険に係る費用は1割あるいは所得によっては2割の自己負担の他、大部分は公費と40歳以上のみなさんの保険料(介護保険事業費)によって賄われています。
一日中麻雀やパチンコ、カードゲームを行う適当とは考えられない形態のサービスが増えるとさらに介護保険事業費が増加し、ますますみなさんが負担をしている保険料の上昇につながります。
そのため、適切ではないサービスは介護保険の対象としないことが必要です。
デイサービスを提供する事業者は、次のような方法でサービスを提供することはできません。
利用者に、射幸心をそそるおそれのある遊技を常時又は主として行わせることその他通常の日常生活を著しく逸脱すると認められる形態で遊技を行わせること。
遊技において疑似通貨(通貨に類する作用をなすものをいう。)を使用させることにより、利用者の射幸心を著しくそそり、又は依存性が著しく強くなるおそれのあるようにすること。
デイサービスの広告は,賭博又は風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項※に規定する風俗営業若しくはこれに類する事業を連想させる名称又は内容であってはならない。
※:キャバレー・ナイトクラブ・麻雀屋・ぱちんこ屋等
デイサービスにおいて適切なサービス提供を受け、楽しみながら機能訓練を行い、元気な高齢者の方が増えることが私たちの願いです。