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社会の在り方が劇的に変わる「Society5.0時代」において、社会全体のデジタル化やDX化が加速しています。そのような時代の学校教育を支える基盤的なツールとして、ICTの活用が必要不可欠です。
神戸市においても、児童生徒一人一人に学習用パソコンを貸与し、授業や家庭での学習に積極的に活用しています。
特に神戸市においては、以下の基本的な考え方をもとに取組を進めています。
「基本的な考え方」
全ての子供たちの可能性を引き出す「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現に向けて、学習用パソコンなどICTの最大限活用により、情報活用能力の育成とともに新たな学び方の定着を図る
情報活用能力とは、次のような資質能力です。
「世の中の様々な事象を情報とその結び付きとして捉え、情報及び情報技術を適切かつ効果的に活用して、問題を発見・解決したり自分の考えを形成したりしていくために必要な資質・能力」(学習指導要領解説より)
特に、学習用パソコンを活用して、「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」「振り返り・改善」の場面で、体系的に子供たちの情報活用能力の向上を図っています。
【情報活用能力育成の場面と学習用パソコン活用の一例】
場面 | 授業や家庭学習での活用例 |
課題の設定 | これまでの学習データを振り返る |
情報の収集 | インターネットで検索する |
整理・分析 | 思考ツールを使って考えを整理する |
まとめ・表現 | プレゼンテーション資料を作成する |
振り返り・改善 | アンケートで授業を振り返る |
学習用パソコンを活用した授業場面を紹介します。
(1)カメラ機能の活用
・動画等による客観的な分析を通した学習の質の向上
(2)ノートの代用
・電子版のノートを活用することによる思考の活性化
(3)資料作成
・PowerPoint等の活用によるプレゼンテーション能力の向上
(4)説明・共有
・お互いの考えの共有による思考の広がり
(5)グループでの共同編集
・友達との協働学習による意見交換の活性化
(6)オンライン交流
・国内外の子供や専門家との交流による学びの深化
その他の活用事例については、以下をご覧ください。
学習用パソコンを活用した授業実践事例(PDF:1,412KB)