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最終更新日:2024年11月25日
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現在をいきいきと生き、生涯にわたって心も身体も健康で質の高い生活を送るためには、「食べること」そして「食べる力」を育む「食育」が重要です。
平成17年に「食育基本法」が制定され、全ての世代の国民を対象に家庭・学校・事業者・行政等の社会全体で協働・連携し、様々な食育の取組が進められてきました。神戸市でも「神戸市食育推進計画」に則って各世代の食育を推進しています。
学校での食育の推進は「学習指導要領総則」に明記されています。
時間割に「食育」という時間はありませんが、各学校では「食に関する指導の全体計画」を作成し、以下の取り組みを行っています。
「食育基本法」【農林水産省】(外部リンク)
「食育」【神戸市】
食育の代表的な取組を分かりやすく広報するために、農林水産省が“食育ピクトグラム”を作りました。
給食は、準備・会食・片付けなどの一連の活動を繰り返して行うことができるので、大切な食育の場となっており、「生きた教材」と言われています。
正しい手洗い、配膳方法、食器の並べ方、はしの使い方、食事のマナーなどを学び、感謝の気持ちを育てます。
食べ物の旬や産地、食文化、健康に良い食事のとり方(栄養バランス)などについても学ぶことができるよう、献立を工夫しています。
体育科(保健体育科)、家庭科(技術・家庭科)、特別活動の時間のほか、各校の特色を生かしながら、機会を捉え工夫して食育の推進に取り組んでいます。
おはしを正しく持ってフードモデルや大豆を摘む練習をします。
おはしを使うときのマナーについても学びます。
「日本のぶんか」を主題とした2年道徳の教材に「おせち」が取り上げられています。
家庭科でも日常食である和食の調理と食文化を学びます。
食べ物を、エネルギーになる、体をつくる、体の調子を整えるの3つに分類します。
家庭科の五大栄養素や6つの食品群の学習へとつながっていきます。
生活、理科、社会等の学習と関連付け、学校の農園や学習園で野菜や芋などを育てています。
神出自然教育園や給食畑でも体験学習を行っています。
災害時を想定して、ポリ袋でご飯を炊き、おにぎりを作って食べます。
地域の方と一緒におかずの調理体験をする中学校もあります。
保健の学習では、健康な生活と運動、食事、休養・睡眠について学びます。
6年家庭科では、手早くできる炒める調理で朝ごはんのおかずを作ります。
給食には水産物がよく使われている理由を考え、課題意識を高めます。
社会科では、食生活を支える食料生産について学びます。
家庭科での学びをもとに、給食で食べたいメニューを考えます。
入賞メニューは中学校給食に登場します。
令和3年度は地元シェフも審査をします。
食物アレルギーなどで食事に配慮を要するお子さんに、関係する教職員が共通理解を図り、保護者と連携して個別的な相談指導を行っています。
詳しくは、教育委員会事務局健康教育課または学校へお問い合わせください。