最終更新日:2021年2月18日
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地下鉄海岸線では、駅舎空間の音について、トータルデザインを試みました。
この音は駅利用者にとって、心地良い音であるとともに、場所を表す「サイン」としても活用できるよう工夫をしています。
出入口や改札口といった特定の場所で、全駅共通の決まった音が流れます。(出入口と改札口は異なる音が鳴りますが、出入口は10駅すべて同じ音、改札口は10駅すべて同じ音が鳴っています。)
この音は各出入口の地上階段付近で鳴ります。
地下に下りていくイメージを明るいテンポのある音にしました。
また、地上出入口から改札階へ下りた付近の壁には点字案内板を設置しておりますので、ご参考にして下さい。
なお、この音は改札階の分岐点や他の施設への連絡通路でも鳴ります。
この音は改札口横の案内コーナーで鳴ります。
オペラの劇中で人を「こちらへいらっしゃい」と呼ぶときの歌を参考にして作曲しています。
案内コーナーには駅係員がおりますので、御用の際にはこの音をたよりにお尋ねください。
この音は改札口のほぼ真上で鳴ります。
案内コーナーの音と組み合わせて聞こえてきます。
この音はトイレの入口で鳴ります。水が流れるイメージです。
トイレの入口付近には車いすも利用できる大きな個室トイレを設置しています。入り口の壁にはトイレの内部が分かる点字案内板が設置されています。
この音はエレベータが到着した際に鳴ります。
上昇時・下降時で2種類、アナウンスとともに流れます。
改札階からホームへはすべての駅でエスカレータが設置されています。
この音はエスカレータの注意放送の前後で鳴ります。
エスカレータと階段が並んでいるところと、上り下りエスカレータが2本並んでいるところがあります。点字ブロックは階段へ誘導しています。
この音はエスカレータのない階段の上り口・降り口で鳴ります。
上り口では下から上へ上昇する音程、降り口では上から下へ下降する音程です。
ホームでは電車が駅へ入るときに接近音とアナウンスが流れます。
新長田方面行は女性のアナウンス、三宮・花時計前方面行は男性のアナウンスです。(新長田駅と三宮・花時計では、1番線が男性、2番線が女性のアナウンスです。)
電車が発車するときに発車予告音とアナウンスが流れます。
この音が流れたあと電車が発車します。
海岸線では、午前9時・正午・午後3時・午後6時の1日4回短いメロディーとともに時間をお知らせしています。
駒ヶ林駅の連絡通路では午前9時から午後9時まで海の中をイメージした音が流れています。センサーに反応し季節ごとの効果音が流れます。春と秋は波音とともに海鳥が飛び交います。夏は潮騒が貝殻の風鈴を奏でます。冬は波音とともに汽笛が響きます。また、15分おきに2種類の音が交互に流れます。