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最終更新日:2024年8月29日
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全国の梅毒の報告数は2022年(令和4年)急増しており、神戸市の報告数も2023年(令和5年)に過去最多となりました。
感染者のうち、男性は20代から50代、女性は20代が多く感染している傾向にあります。
梅毒トレポネーマという細菌に感染することで起こる感染症です。感染力がとても強く、症状がない人からもキスや性行為(口、膣、肛門)で感染します。経過の中で症状が消失する時期がありますが、治ったのではなく、症状は進行していきます。治療しない、治療を中断すると、パートナー等に感染させるだけでなく、心臓や神経などに重い障害を残す、最終的には死に至ることもあります。
また妊婦が梅毒に感染していると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります(先天梅毒)。
梅毒は、早期の治療で治せます。まずは、パートナーと一緒に検査・治療を受けましょう。
妊娠初期での治療開始は、先天梅毒の発生抑止効果が高いと言われています。
治療しないまま数年が過ぎると、全身で炎症が進行し、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生することがあります。手足のまひ、心臓や血管の病気、目が見えなくなるなど、悪化すると死に至ることもあります。
神戸市保健所では、無料匿名で性感染症検査(HIV、梅毒、クラミジア)を行っています。