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最終更新日:2023年9月25日
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生田川から宇治川にかけての神戸港に面した低地盤地区(三宮南地区)では、高潮による海水の逆流や市街地に降った雨水による浸水被害が度々発生してきました。近年では、2004年に台風が4度神戸に来襲し、その度に国道2号の冠水による長時間の通行止めや床上浸水などの被害が生じました。
こういった問題を解消するため、本市では、高潮により海水が陸に上がるのを防ぐ防潮堤の整備(2015年度完了)を進めるとともに、雨水管からの海水の逆流を防ぎ雨水を素早く海に流すための「雨水ポンプ場」や「雨水管」の整備を2005年度より進めてきました。
2004年9月7日(台風18号)による路面冠水状況(中央区波止場町)
三宮南地区全体(200ha)を3つの流域に分け、10年に1度程度発生する概ね100mm/時間の降雨(潮位は海抜2.8mを想定)に対応しています。
2015年7月には3箇所のポンプ場すべてが供用を開始し、2021年12月には雨水管の整備が完了しました。
2018年9月の台風21号の際は、神戸港の過去最高潮位となった高潮と豪雨の影響により多くの地域で浸水被害が発生しましたが、防潮堤やポンプ場の整備が進んでいる三宮南地区では2004年の時よりも大幅に浸水範囲を小さくすることが出来ました。
京橋ポンプ場
小野浜ポンプ場
中突堤ポンプ場