ホーム > 障害者福祉 > 利用者向け情報(障害者福祉) > 障がい者の就労サポート > 『「ふれあい商品」商品力向上支援制度』 商品のご紹介
最終更新日:2023年12月14日
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神戸市では、平成26年度から令和4年度までの9年間、障がいのある方の工賃向上のため、デザイナー等の専門家の協力を得て、障がいのある方が作る「ふれあい商品」(自主製品)の商品力向上に取り組む障害福祉サービス事業所等の支援を行ってきました。制度を利用して製作された商品を、一部ご紹介します。
KOTOWA は、栄養豊富で香り高く美味しいカカオニブ(カカオ豆を砕いたもの)です。
ダイレクトトレードされた無農薬のカカオ豆の選別から焙煎、種皮や胚芽を取り除く作業までの全てを手作業で行っています。
商品名に沿ったパッケージデザインにもこだわり、プレゼントにもぴったりな商品です。
私たちは、福祉事業所での生産活動が正当な評価「ウェルフェアトレード」として認められ、利用者のみなさんが働く喜びを感じながら社会参加できることを目指しています。
商品名「KOTOWA」には、「個と和」を大切にする想いが込められています。この商品を通じて、カカオやカカオニブを作る人たちのことをもっと知っていただけたらとてもうれしいです。
〇神戸らしさを伝える商品シールで焼き菓子を飾る:特定非営利活動法人ポポロ(垂水区)
・協力:cotaly design 池野洋輔氏
厳選された素材で作ったクッキーには、バター100%と国産「特宝笠」粉を使用し、アーモンド、抹茶、ココア、紅茶などのバラエティな豊かな味わいが楽しめます。パウンドケーキもプレーン、レモン、オレンジ、紅茶、マーブル、イチジクの6つのフレーバーがあり、イチジクはジャムから手作りしています。
一つ一つ丁寧に作られた焼き菓子の付加価値を上げるために、「神戸」らしい洗練されたデザインのシールを作り、焼き菓子の包装に貼りました。お客様からは「シールがおしゃれで素敵」と高い評価を頂戴し、利用者のみなさんも大変喜んでいます。
他にもギフトやお土産にぴったりな焼き菓子を多数ご用意しており、様々な場面でお楽しみいただけます。
〇まるパカ手すき紙セット:御影倶楽部(東灘区)
・協力:株式会社コウベノモリト 久木田啓氏
簡単に自宅で紙漉きができるキットを作りました。白鶴酒造の酒パックからできたパルプで、手軽にいつでも紙を漉くことができます。お花や糸を漉き込むことでオリジナルの紙を作ることができ、モノづくりの楽しみをどんな世代の方にも感じていただけます。
〇「サスティナブルなユニセックスバッグ」:作業所巣立ち (西区)
・協力:incoherent やまさきともこ氏
「SDGsの考え方を取り入れた、男女の区別なく使えるバッグを作りたい」をコンセプトのもと、革や糸の色味で異なる印象に仕上がるバッグを作りました。
バッグはA5サイズマチ付きで、本体には姫路産の本革を使用、5色展開です。ストラップ部分は、本革のチェーン状パーツとネクタイ(リユース等)で構成され、革パーツ部分は、革のハギレなどを利用し、素材を無駄なく活用しています。
ネクタイ部分は取り替えや長さの調整が可能で、シーンによって印象を変えられます。ネクタイを使用することで、軽量で肌あたりが柔らかくて滑りがよく、ストラップ部分をファッションの一部として色柄アクセントを愉しむ新しいバッグです。
○「わたしのことばノート」:御影倶楽部(東灘区)
・協力:株式会社コウベノモリト 久木田啓氏
手すき紙で、世界に一冊だけのノートを作りました。もとになる手すき紙は白鶴酒造の酒パック再生紙で、関わりの深い書店や雑貨店、コミュニティスペース、カフェなどの協力を得て、その場所にしかない素材をすきこみました。利用者さんが手縫いし、丁寧に糸綴じノートとして仕上げています。ハレノヒ商会(福祉雑貨店)ではお客様の感想を書くノートとなり、アールサンでは母から娘への贈り物となりました。ノートに新たな思いを乗せていただき、物語が紡がれていきます。