最終更新日:2024年11月22日
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今年も神戸松陰女子学院大学の花田ゼミの学生の方々が「松蔭ビオラプロジェクト」の活動の一環で灘区役所にビオラのお花を持ってきてくださいました。
このプロジェクトは、神戸の花産業をPRし、花のある暮らしを提案することを目的に、2015年から西区伊川谷の花卉生産者とのコラボした活動として始められています。区役所のほか学校、保育所の花壇などにお花を提供されており、多くの住民の方々の目を楽しませ心を和ませていただいています。
当日は、3名の学生の方が改めてプロジェクトのことや持ってきたお花についてパネルを使って説明を行っていただきました。灘区役所と隣接する六甲道南公園を訪れるすべての方々にビオラの花を通じて「癒し」と「活力」を与えたいという思いで本日まで準備をされていたそうです。区役所の壁と公園内のイタリア広場の景観に溶け込むように工夫し、オレンジ系のものを中心にカラーコーディネートされたとのことでした。
今回、来てくださった3名の学生の方は、いずれも3年生の方で、卒業後の進路を考えているところとのことでした。今後、大学を卒業されどこに移られたとしても、時には学生生活を送った灘区のことを思い出していただき、このまちとつながっていていただくと、とても嬉しく思います。
花田ゼミの学生の方々は家政学や生活科学が専門分野ですが、これまで区長の日記でも取り上げてきた「摩耶山を守ろう会」主催の「まや山ファミリーアドベンチャー」や「TOMARIGI MARKET」といった灘区内のイベントにもご参加をいただいています。花田教授や花田ゼミの学生の方々に改めて感謝申し上げます。
灘区役所ではこのように灘区内の大学との連携について力を入れていますが、区内の大学に限らず、より多くの大学生の方に灘区のまちの良さや地域の親しみやすさなどを実感していただきたいと考えています。
灘区のホームページには「灘区役所学生ボランティア活動推進制度」についても紹介しているほか、神戸市ではボランティアマッチングサイト「ぼらくる」でもボランティアを募集しています。今後とも様々な形での大学生の方々に灘区の事業や地域活動にも参加してもらえるように努力を重ねていきたいと思います。
50回目の節目の大会となった六甲全山縦走大会が晴天のもとで開催されました。今回もそれにあわせ、「摩耶山を守ろう会」の方々に区役所職員も加わり、約1800名の参加者の方へのホットレモンのサービスを行いました。
例年はサービスを行っている掬星台の気温が低くなっており、少し厚手の服装になってテント内でホットレモンを作る作業を行うのですが、今回に関してはテント内は少し暑いぐらいの状況でした。
そうしたことからホットレモンサービスを受けられる方が例年より少し少なくなるのかなと思っていましたが、午前中から掬星台に人が増え、14時頃から15時過ぎにはホットレモンサービスのテントには大勢の方に立ち寄っていただきました。ホットレモンのテントのなかも大変慌ただしくなりましたが、歩き続けてお疲れになった参加者から多くの感謝の言葉をいただきました。
中には「毎回、このホットレモンを楽しみに来ました」、「これがあるから、いつも残りの登山を頑張れる」などの声をいただき、第50回に至る大会の歩みとともにホットレモンサービスが定着し参加者の方にとって欠くことができないものになっているように感じました。「摩耶山を守ろう会」の方々にとっても、改めてこの活動の「やりがい」を実感されておられたように思いました。
六甲全山縦走に限らず摩耶山、六甲山には様々な登山コースがあり、季節に応じて手軽に登山を楽しんでいただくことができます。
「摩耶山を守ろう会」をはじめ地域の方や各種団体、関係機関の方の日頃の努力があって山の自然は守られています。
摩耶山や六甲山に訪れる多くの方にそうしたことを知っていただきたいと思います。また、登山者の方には安全登山のための装備の確認と山でのマナーの遵守をお願いいたします。
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