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最終更新日:2024年10月31日
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1995年1月17日未明(5時46分)に阪神・淡路地域を襲った「兵庫県南部地震」は、日本で初めての近代的な大都市における直下型地震であり、大きな破壊力(マグニチュード7.3)で、神戸市域は震度6(一部地域で震度7)をもって、未曾有の被害をもたらしました。
多くの命を奪うとともに、建築物や都市基盤(ライフライン・交通ネットワーク・港湾施設等)に甚大な被害を与え、市民に直接的な大被害を与えました。
復旧の長期化に伴い、直接的被害にとどまらず、避難所生活に伴う精神的疲労や子ども・高齢者・障害者等への心理的影響、学校等教育機能の低下、ライフラインの復旧の遅れや交通渋滞などによる都市機能の低下や雇用の不安定化など、市民の生活に対して様々な面で、震災が影響を及ぼしました。
また、産業面においても、企業の市外への移転や被災による生産量の低下、港湾施設の被害に伴うコンテナ貨物の他港へのシフト、高速道路の寸断や復旧工事による交通容量の不足等により、神戸のみならず、日本経済へ深刻な影響を及ぼすこととなりました。
さらに、大量の災害廃棄物処理やこれに伴う環境への影響など、震災がもたらした被害は、広範囲で多方面にわたる深刻なものとなりました。