データから見る震災

最終更新日:2024年5月16日

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神戸市の被災状況等

震災は、多くの命を奪うとともに、都市基盤や建築物に甚大な被害を与え、市民に直接的な大被害を与えました。
また、復旧の長期化に伴い、産業、都市機能、生活などに様々な影響を及ぼしました。

1.市民生活への被害

多大な犠牲者

  • 死亡者4,571人(2005年12月22日現在)
  • 不明2人
  • 負傷者14,678人(2000年1月11日現在)
  • 高齢者(60歳以上)が死亡者の約58%※
  • 家屋倒壊による死者多数(窒息・圧死が全体の約73%)※

※高齢者、家屋倒壊による死者の割合は、1995年8月31日現在(死者4,319人)での割合

避難(ピーク時)

  • 箇所数599箇所(1995年1月26日)
  • 避難人数236,899人(1995年1月24日)
  • 避難所就寝者数222,127人(1995年1月18日)

公共施設の被害

  • 市役所、病院等の重要公共施設の破損、倒壊

学校教育・社会教育・文化施設の被害

  • 学校園の約85%が被災
  • 博物館、中央図書館旧館、ポートアイランドスポーツセンター等の破損、倒壊
  • 酒蔵、異人館等の破損、倒壊

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2.都市機能の被害

建築物、構造物の被害

  • 全壊67,421棟、半壊55,145棟(1995年12月22日現在)

火災による焼損(推定値)

  • 全焼6,965棟、半焼80棟、部分焼270棟、ぼや71棟
  • 延べ焼損面積819,108平方メートル
  • 火災件数175件(震災とほぼ同時に54件発生)

交通ネットワークの寸断

  • 阪神高速道路3号神戸線、同5号湾岸線等の倒壊
  • 陥没、高架構造物の落下、建築物倒壊等による道路不通
  • 鉄道の寸断
  • 海上都市へのアクセスの寸断

港湾施設等の被害

  • コンテナバース、岸壁等がほとんど全て使用不能
  • 港湾幹線道路の寸断

埋立地の液状化

  • 東部2~4工区、ポートアイランド等で液状化

ライフラインの寸断

電気 市内全域停止
電話 約25%停止
水道 市内ほぼ全域停止
工業用水道 市内全域停止
ガス 約80%停止
下水道 管渠・ポンプ場破損、
処理場の機能低下(7分の2箇所)及び機能停止(7分の1箇所)
クリーンセンター 全クリーンセンターの運転停止

公園

  • 3分の1の公園が擁壁崩壊、舗装陥没、地割れ等の被害

河川

  • 二級河川117箇所破損
  • 準用・普通河川27箇所破損

治山・砂防

  • 緊急復旧を要する箇所68箇所

社会・産業面の資本ストック全体の損害額(推計値)

  • 約6兆9千億円

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3.神戸産業の被害

基幹事業所及び製造大手企業

  • 本社等中枢建築物の倒壊
  • 生産ラインの停止

中小企業・地場産業

  • ケミカルシューズ約80%が全半壊または全半焼
  • 清酒造50%以上の企業が全半壊

市場・商店街

  • 旧市街地の商店街の約3分の1、市場の約半数が甚大な被害

観光・コンベンション施設

  • 観光施設、宿泊施設、コンベンション施設などで建物損壊などの被害

農漁業施設の破損

  • 漁港、漁船だまり、農地、農業用施設等が多数被害

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4.区別の被害状況

人的被害(2005年12月22日最終変更)(人)

  東灘 中央 兵庫 長田 須磨 垂水 西 合計
死亡者 1,470 934 243 556 921 399 26 9 13 4,571
ピーク時の
避難所数(箇所)
120 74 90 96 79 69 41 16 29 599
ピーク時の
就寝者数
60,700 35,000 35,172 26,300 35,347 21,067 6,926 1,777 2,348 222,127
ピーク時の
避難者数
65,859 40,394 39,090 26,300 55,641 21,728 4,747 1,787 2,360 236,899

※避難所、避難者数はピーク時であるため、各区合計は全市計に一致しない

物的被害(1996年2月1日最終)(棟)

  東灘 中央 兵庫 長田 須磨 垂水 西 合計
全壊 13,687 12,757 6,344 9,533 15,521 7,696 1,176 436 271 67,421
半壊 5,538 5,675 6,641 8,109 8,282 5,608 8,890 3,262 3,140 55,145
全焼 327 465 65 940 4,759 407 1 0 1 6,965
半焼 22 2 17 15 13 9 2 0 0 80
部分焼 19 94 22 46 61 20 5 1 2 270
ぼや 2 0 8 52 1 6 1 1 0 71

※全壊:住家の主要構造部(壁・柱・梁・屋根・階段)の損害額が、その住家の時価の50%以上に達した程度のもの
※半壊:住家の主要構造部(壁・柱・梁・屋根・階段)の損害額が、その住家の時価の20%以上50%未満に達した程度のもの
※上表の全壊・半壊:の棟数については住家・非住家を含んだ数

(参考)修正前の発表数字
全壊:54,949棟、半壊:31,783棟(1995年2月5日現在)
全焼:7,061棟、半焼:331棟(1995年4月14日現在)

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お問い合わせ先

行財政局総務課