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神戸市ホームページ作成事業者用ガイドライン

最終更新日:2024年9月25日

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神戸市ホームページを誰もが便利に快適に利用できるホームページとするために策定しています。

ホームページを利用するすべての人々の利用のしやすさに配慮するため、ホームページ作成事業者向けに解説します。

神戸市ホームページ作成事業者用ガイドライン(全文)(PDF:3,665KB)

適用範囲

神戸市の管理する全てのホームページおよびウェブシステム(以下、神戸市ホームページ)を対象とし、外部業者にホームページやウェブシステムの作成を委託する場合には、本ガイドラインへの準拠を求めます。

根拠となる規格またはガイドライン類

JIS X 8341-3:2016 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス- 第3部:ウェブコンテンツに基づいて策定しています。

また、2024年に総務省が発表した「みんなの公共サイト運用ガイドライン(2024年度版)」及びウェブアクセシビリティ基盤委員会も参照しています。

用語および定義

本ガイドラインで使用する用語および定義は、JIS X 8341-3:2016に基づいています。

目標・スケジュール

レベルAA準拠を目標として、仕様書に定められた期日までにウェブページの制作を行う。レベルAA準拠が難しい場合は代替手段を講じる。

配慮の対象となる利用者

本ガイドラインは、神戸市ホームページを訪れるすべての利用者を配慮の対象とします。
その中で、特に現時点でホームページを利用する際に問題が生じることが多い以下の利用者について、できる限りの配慮を行います。

  • 視覚障害者
    • 目の見えない方(スクリーンリーダーの利用者など)
    • 目の見えにくい方
    • 色の違いが分かりにくい方
  • 聴覚障害者
    • 耳の聞こえない方
    • 聞こえにくい方
  • 手の動作が不自由でマウスやキーボードを操作することが難しい方、
  • その他配慮すべき利用者
    • ホームページの利用が不慣れな方
    • 古いブラウザを使用している方

ウェブアクセシビリティの確保・向上に関する要件

企画

神戸市ウェブアクセシビリティ方針では、神戸市が目標としているJIS X 8341-3:2016レベル「AA」準拠を目標としてウェブサイトの企画を行う。
または、レベルAAに準ずる代替手段を企画する。

設計

適用する達成基準

  • ウェブアクセシビリティ方針に基づいた達成基準 レベルA、AAを適用する。

使用するコンテンツ技術及び達成方法

  • ウェブコンテンツ制作技術として以下を採用する。全てのコンテンツは、これらの技術の仕様に則って制作を行う。
    制作技術:HTML/バージョン:HTML Living Standard
    制作技術:CSS/バージョン:CSS3
  • HTMLのバージョンについて、2021年に、HTML5を含むW3Cで定められてきたHTMLの規格がすべて廃止され、WHATWGがとりきめる「HTML LivingStandard」が標準仕様となった。
    現在の神戸市サイトはHTMLバージョン5の仕様に則ってマークアップしているが、マークアップ方法としての差異はない。
  • 仕様上は達成していても、ユーザーエージェント(ウェブブラウザ、支援技術など)がサポートしていないコンテンツ技術及び達成方法については、原則として使用しない。使用する場合は、代替コンテンツを用意する。例)Adobe Flashコンテンツ、画像のみのウェブページ、など
    ユーザーエージェント(ウェブブラウザ、支援技術など)がサポートしていないコンテンツ技術及び達成方法の調査はウェブアクセシビリティ基盤委員会が行い、調査結果を公開しているので、これを参照する。

アクセシビリティ・サポーテッド(AS)情報(外部リンク)

OSおよびブラウザ要件

以下に記載するOS及びブラウザでの動作を保証する。
特に、ブラウザは各OSでサポートが継続されている最新バージョンを対象とする。

OS
  • パーソナルコンピュータ:Windows、MacOS
  • スマートフォン:AndroidOS、iOS
  • タブレット:iPadOS
ブラウザ
  • Microsoft Edge
  • Apple Safari(MacOS版、iOS版)
  • Android Browser
  • Google Chrome(Windows版、MacOS版、iOS版、Android版)

表示サイズ

パーソナルコンピュータ:

  • 最小表示サイズ
    SVGA(800×600)サイズのモニタで全画面表示させた大きさにおいて、横スクロールバーが表示されないようにする。
  • 最適表示サイズ
    XGA(1280×720)サイズのモニタで全画面表示させた大きさにおいて、横スクロールバーが表示されないようにする。

スマートフォン:

  • 最小表示サイズ
    360×640ピクセルで全画面表示させたとき、横スクロールバーが表示されないようにする。

作成・開発

  • JIS X 8341-3:2016のレベルA、AAの達成基準に適合するようウェブページを作成する。
    参考)神戸市ホームページ作成事業者用ガイドライン内
    <参考資料1>神戸市JIS X 8341-3:2016レベルA、AA達成方法解説(一部レベルAAA含む)
  • 文字色と背景色について、計測ツールを用いてコントラスト比を計測し、レベルAAに適合する。
  • 文字コードについて、「UTF-8(日本語、英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、フランス語、 ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語)」とする。
  • 既存のJavaScript/CSS/画像等を利用する場合は、既存コンテンツへの影響がないようにする。
  • ページにコンテンツを追加する場合、DOM(ドキュメント・オブジェクト・モデル)を用いる。
  • 音声読み上げ機能を利用するため、読み上げ順を意識したコーディングを行なう。
  • キーボードのみでも操作が可能なように、コーディングを行なう。
  • バリデーターによる検証を実施し、バリデートを行う。

検証

JIS X 8341-3:2016のレベルA、AAに基づく実装チェックリストによる実装チェックを行う。

お問い合わせ先

市長室広報戦略部