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神戸市行財政改革の取り組み

最終更新日:2024年11月20日

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神戸市は、阪神・淡路大震災からの早期の復旧・復興を図るため、2兆9千億円もの膨大な復興関連事業費の投入、多額の市債発行などにより、非常に厳しい財政運営を行わなければなりませんでした。
こうした状況においても、市民のくらしと安全・安心を守るという行政の使命を果たすため、震災直後から行財政改革に着手し、現在に至るまで切れ目のない取り組みを続けています。

「行財政改革方針2025 ~変化を捉え、果敢にチャレンジ~」の策定

方針の概要

この度、「スマート自治体」の実現という中長期的な目指す姿と今後5年間の行政運営及び財政運営の方向性を示した「行財政改革方針2025」を策定しました。
本方針の掲げる「スマート自治体」とは、今後、生産年齢人口が減少し、社会情勢が大きく変化する中で、市民が「いつでも、どこでも、早く、簡単に」行政サービスを利用できるようにするとともに、より重要性が高まってくる相談業務を充実させるなど、将来に渡って市民サービスの維持・向上を目指すものです。
今後より一層厳しい行政運営・財政運営か求められる中で、新しい技術を積極的に活用し、市民の暮らしの安心・安全を守るとともに、財政の健全性を保ちつつ、まちの魅力を高める投資を着実に進めていけるよう、本方針の下、職員一丸となって取り組んでいきます。
 

方針の構成と進行管理

「スマート自治体」の実現に向け、今後5年間にわたり絶え間ない行財政改革を進めていくにあたって、成果を最大化させるために取り組むべき4つの重点項目と、改革の達成度合いを測るための5つの実施目標を定めています。
「行財政改革方針2025」の進行管理については、毎年度、実施目標の進捗状況を把握し、成果の検証を行い、検証に基づく見直しや改善などPDCAサイクルを確立することで、取り組みの実効性を高めていきます。なお、「withコロナ」など、その時の社会情勢にも十分留意しながら適切な計画の実行・進捗管理を行っていきます。
また、各局室区の取り組みについて、取り組み状況を発信する機会を設けることで、好事例の横展開を図っていきます。

行財政改革方針2025の取組み状況

【参考】「行財政改革方針2025(素案)」に対する市民意見の募集結果

ご意見の内容及び神戸市の考え方(PDF:1,139KB)
※お寄せいただきましたご意見については、主旨を損なわない範囲で要約しております。
 

「神戸市行財政改革2020 -プラス思考で好循環の実現を-」の策定

計画の概要

神戸市では阪神・淡路大震災から現在に至るまで、不断の行財政改革に取り組んできました。その結果、危機的な財政状況を脱し、財政健全化指標において政令指定都市の中位と言える状態まで回復することができました。
しかしながら、少子・超高齢社会の進展による社会保障費の増加や、本格的な人口減少社会の到来により都市間競争が激化する中、これからの「神戸づくりの指針」を実現するための5カ年の実行計画である「神戸2020ビジョン」の実効性を担保していくため、業務の執行体制の最適化や財源の確保など、さらなる行財政改革に取り組んでいく必要があります。
神戸市では、このたび、2016年度から5年間の取り組みについて、「神戸市行財政改革2020 -プラス思考で好循環の実現を-」を策定しました。
この計画では、「神戸2020ビジョン」に掲げる施策の推進と財政の健全性の維持、行政サービスの質(クオリティ)の向上、業務効率の向上による重点施策への人員・財源の再配分(選択と集中)、神戸市役所の職員の資質・スキルの向上、を目指す成果の主なものとして掲げ、取組みを進めていくこととしています。

計画の構成と進行管理

「神戸市行財政改革2020」は、神戸市役所全体でその目的と目指すべき成果について共通認識を持ち、その達成のために必要な改革を具現化するための方向性や視点を示した「基本指針」に従って取組みを進めます。

基本指針に基づいて検討した具体的な取組みは、毎年度の予算案公表時に「神戸市行財政改革2020アクションプラン」として取りまとめて、その内容を更新し公表します。

その進行管理のために、毎年度PDCAサイクルを回して取組みの成果の検証を行い、検証に基づく項目の見直しや改善を行います。そして、毎年度更新を行う「アクションプラン」を進化させ、予算編成や組織改編に反映させることによって、行財政改革の取組みの実効性をさらに高め、「神戸2020ビジョン」の全体目標の達成を下支えし、行政サービスの質(クオリティ)の向上を目指します。

アクションプラン

行財政改革2020の取組み状況

 

「神戸市行財政改革2015」

神戸市では、2011年2月に、2011年度から5年間の行財政改革計画として「神戸市行財政改革2015」を策定しました。この計画に基づき取り組みを進め、「第5次神戸市基本計画」で示された今後の神戸づくりが実現できるよう、車の両輪としてこれを下支えする持続可能な行財政構造の構築を行いました。

「神戸市行財政改革2015」では、これまでの行財政改革の大きな柱であった事務事業の選択と集中など抜本的な見直し、民間活力の導入、職員総定数の削減などの取組みをさらに進めるため、「経営資源の有効活用」、「事務事業の最適化」、「コンパクトで活力のある市役所の構築」、「公営企業・外郭団体等の経営改革」、「市民視点で透明性の高い行政経営の実現」を目標として掲げています。さらに、職員総定数の概ね1,600人の削減、外郭団体の10団体以上の削減、外郭団体等への派遣職員の30%以上の削減など具体的な数値目標の設定も行いました。

「神戸市行財政改革2015」の取り組み実績

これまでの行財政改革計画

策定時期 計画名 計画期間
2020年9月

神戸市行財政改革方針2025

-変化を捉え、果敢にチャレンジ-

2021から2025年度まで
2016年3月 神戸市行財政改革2020
-プラス思考で好循環の実現を-
2016から2020年度まで
2011年2月 神戸市行財政改革2015 2011から2015年度まで
2003年12月 行政経営方針 2004から2010年度まで
2002年2月 財政再生緊急宣言 -
2000年3月 新たな行財政改善の取り組み(新行政システムの確立) 1999から2003年度まで
1995年12月 神戸市行財政改善緊急3ヵ年計画 1996から1998年度まで

その他

地方行政サービス改革に関する取組状況等の調査結果の公表

地方行政サービス改革については、地方財政が依然として厳しい状況にある中で、効率的・効果的に行政サービスを提供する観点から、民間委託やクラウド化等の業務改革の推進に努めるよう、2015年8月に総務省より要請を受けました。(「地方行政サービス改革の推進に関する留意事項について」(2015年8月28日付け総務大臣通知))
総務省において、地方行政サービス改革の取組の現状について、各地方公共団体における取組状況や今後の対応方針等を見える化し、全国平均と比較可能な形で取りまとめていますので、神戸市の状況について公表します。

お問い合わせ先

行財政局業務改革課