他区にはあまりない乗り物が灘区には二つも揃っているのが何よりもの自慢です。ケーブルカーとロープウェー。市街地のパノラマを眼下に楽しみながら、空中散歩であっという間に山の上へ。童心にかえってせっかくのこの乗り物を思いっきり楽しみたいもの。我がまちを山上から見直すのも味があります。
摩耶ケーブル・ロープウェー
大正14年(1925年)に開通。延長965mで国内のケーブルの中では屈指の急勾配で、所要時間は5分。ロープウェーは、昭和30年(1955年)7月に開通。延長857m、高低差222mで市街地や神戸港を一望しながら約700mの摩耶山頂へ5分で。いずれも阪神・淡路大震災で休止していましたが、平成13年(2001年)3月に「まやビューライン夢散歩」として再開しています。
六甲有馬ロープウェー
昭和45年(1970年)に開通。六甲ケーブル山上駅から天狗岩駅、六甲山頂カンツリー駅を経て全国的にも有名な有馬温泉に至ります。全長約5,000mで日本最長。神戸の市街地から港はもとより阪神間までの素晴らしい大パノラマを眼下にしての空中散歩はまさに夢のような30分間です。
六甲ケーブル
昭和7年(1932年)開業。阪急六甲駅から約2kmのケーブル下駅から山上駅まで全長1.7km。平成11年(1999年)3月に3代目の新型車両がお目見え。車両は「レトロタイプ」と「クラシックタイプ」で、古き良き時代の路面電車をイメージさせる外観です。ケーブル下駅・山上駅とも改装され、きれいになりました。また、山上駅は近畿運輸局等が募集した「近畿の駅百選」にも選ばれました。10分のミニトリップで一気に山の空気を満喫できます。山上駅からは六甲有馬ロープウェーに接続しています。