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灘百選・山

最終更新日:2024年11月13日

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何と言っても六甲山、摩耶山。市街地から近いところに手つかずの大自然が残るのが嬉しい。気軽にグループで、ファミリーでハイキングを楽しむにはもってこい。また、湖があるのが意外な魅力で、一度は実際に目で確かめてほしいところ。灘の山は文字通り「区民の山」です。

摩耶山


国立公園摩耶山は、標高約702m。山頂の摩耶山天上寺に釈迦の生母「摩耶夫人(ぶにん)」を祀っていることから摩耶山と呼ばれるようになりました。山上からは、摂津、河内、和泉などの8カ国が望まれ、別名「八州嶺」とも。山中には原生林が残っている部分があり、スギ・シイ・アカガシなどが繁茂しています。また、この山にある「産湯(うぶゆ)の井」には、お釈迦さまが生まれた時に、八大竜王がこの井戸の水を使ってインドに雨を降らせたとの伝説も残っています。

六甲山


標高931m。古く万葉の頃(5世紀)から「牟古山」、「六児山」、「武庫の山」などと書いて「むこやま」あるいは「むこうのやま」と呼ばれ、六甲山(ろっこうさん)と呼ばれるようになったのは江戸時代に入ってからのことです。明治28年(1895年)、イギリス人貿易商A・H・グルーム氏が別荘を建て、日本最初のゴルフ場を作るなど、居留外国人の避暑地として開発されました。昭和31年(1956年)、瀬戸内海国立公園に指定、近代的リゾート地として現在に至ります。

六甲山の巨石群

巨石群
六甲山系には多くの巨石が点在していますが、なかでも代表的なのが三国岩。高さ10メートルにおよんで巨石が積み上げられており、この奥に磐座(いわくら)があります。一見ただの岩のようですが、7月の下旬、太陽の位置によって、その岩の表面に人面のような、また象形文字のような彫り物が浮かび上がるといわれています。その他、雲が岩(六甲カンツリーハウス西隣)、天狗岩(六甲有馬ロープウェー駅近く)などの巨岩による奇勝が多くあります。
(左写真:三国岩、右写真:雲が岩)

穂高湖


摩耶山掬星台へ向かうドライブウェーの途中「市立自然の家」の近くに、人工湖があります。周囲の自然にみごとに溶け込んで、穏やかな湖面に緑の木々と青い空を映すさまは、まさに絵になる風景。上高地から仰ぐ穂高連峰をイメージさせるところからこの名が付いたそうです。周辺は散策路が整備され、森林浴が楽しめます。ひっそりたたずむ印象的な湖の姿は、山上の一服の清涼剤といったところです。

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