2023年度　神戸市給食施設の種別研修会

近年病院・施設等では、咀嚼・嚥下機能の低下した患者・入所者が増えており、個々の機能に合わせた食形態を調整した食事「嚥下調整食」を提供することがますます重要となっています。今回は「嚥下調整食の取組み」をテーマに、4年ぶりに対面方式で開催しました。事例発表、グループワークを通して、他の施設の取組みや工夫を共有、活発な意見交換が行われました。

対象：市内病院・介護老人保健施設・介護医療院に所属する管理栄養士
日時：2023年11月17日14時30分～16時30分
場所：中央区文化センター
参加者：75名

研修内容

①事例発表「嚥下調整食の工夫と活用について～病院での取組み状況～」
神戸労災病院栄養管理室長　久永 文 氏

久永様には、嚥下調整食の導入に苦慮された点から、調理上の工夫点等実際の細かい対応までお話があり、参加者からは、「大変興味深い内容で参考になった」「取組み内容が素晴らしく、自施設の課題解決に向けて前向きになることができた」等のご意見が多数ありました。

②グループワーク「嚥下調整食等の取組み状況について」
1班5～6名により、嚥下調整食の取組み状況を中心に情報交換を行い、その後数班からの発表がありました。「他施設の取組み状況を知ることができ、大変有意義な時間であった」「同職種間での意見交換は、困っている事や課題が共通しており、解決するヒントになった」「もっと時間がほしかった」等のご意見がありました。

③2022年度立入検査結果について（医務薬務課より概要説明）