最終更新日:2022年11月16日
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10月25日に「灘区要保護児童対策地域協議会 代表者会議」が開かれました。
会議では、こども家庭センター・学校・児童福祉施設・主任児童委員など、児童虐待の防止のために日ごろから関わる団体の代表者が集まり、最近の事案の傾向なども踏まえながら情報共有や意見交換を行いました。それぞれ現場のなかで感じていることなど率直に思いを伝えていただき、有意義な会議でした。
子どもの虐待について多くの方に早期発見と予防を訴えるため、11月は児童虐待防止推進月間となっております。また、配偶者やパートナーからの暴力などの根絶を訴える「女性に対する暴力をなくす運動」期間であり、神戸市では、オレンジ・パープルリボン運動として施設のライトアップや企業との連携企画など様々な啓発活動の取り組みを行っています。
児童虐待の事案については、痛ましいケースがマスコミで報道されるなど社会的関心が高くなっています。通報相談件数は増加基調であり、身体的虐待やネグレクト等のほか子どもが両親の激しい喧嘩やDVの情景を目の当たりにし、心理的虐待に該当する事案の通報も増えてきています。子どもに関わる方々はもとより、地域社会全体に子どもを虐待から守るという意識が高まり、虐待のおそれがある段階での通報等が早期に行われることが望まれます。そのためにも、児童虐待防止啓発のオレンジリボン、DV防止啓発のパープルリボンにも込められた思いが地域社会全体に広まりより実を結んでいくように努めていきたいと改めて思いました。